小学校のクラブ活動を特に最終学年のバスケットを詳しく書いていきます。当時としては珍しく合理的な配慮を考えてもらえ、「出来るだけ、参加させするように考えよう。」という気持ちが今になって気づきます。
今は障がいがあってもできるだけ普通学校に通うことを応援しよう。多様性を認めて共生していこうという流れになっていますよね?本格的に共生社会が実現されることを希望します。
この記事は、当時としては珍しい配慮がわかる
文科系での将棋クラブでは?
車いすで運動系クラブに参加したら?
私が通っていった小学校では、4~6年まで授業の中でクラブ活動の時間(水曜日の6時間目)があったのです。
将棋クラブ
このクラブを選んだのは、3,4年生時の担任が担当だったからというのが大きいです。将棋なら車いすでも可能かなと考えたこともある。しかし、クラブを選んだのに、ルールは全く知りませんでした。私は漫画すら読むことないので、聞いて覚える感じでした。もうお分かりでしょうが、当然強くなるわけはありません。
クラブの雰囲気
クラブの人気はそれほど高くないので、同じ学年で4人ぐらいだったと記憶しています。活気があるというよりは淡々と進むクラブでした。担当の先生は、アマチュアですが段位を持ってありました。専門的なことを使用とすれば可能だったのでしょうが、「楽しく将棋を指そう。」というモットだったようで駒野動きを確認したら実践でした。
今思えば配慮
最初は相手を誘うこともできず先生か先生が指名した相手と指していました。それが2,3回続いた時、「次回から総当たりをしよう。」と言われたのです。20人ほどなので総当たりしても最長10週間後には終わります。それが終わったら先生が、「自分で指す相手を誘い」と言われたのです。ほかの人には「角落ちで指してみて」とかレベルにあった提案をしていたようです。ただ私だけは将棋とは関係ないことでしたが、積極性を身に着けさせることが一番と考えてくださった先生の配慮だと思います。
二年目の課題
将棋盤と駒を取りに行って準備する。また直接将棋には関係ない。しかし、準備を一緒にすることを通して近寄りがたさを消そうとしてくれたのではないかと思います。それまでは駒を箱に入れる。その場でできることしかしなかったのです。
実力は、散々でしたが、総当たりに変わり、実力の近いもの同士リーグ戦やトーナメント戦もあってクラブの内容も楽しめました。
最終学年で運動系に
5,6年で担任してもらった先生が、バスケットボールクラブの担当だったからです。正直話すのも苦手だった私はが興味を持ったのが「バスケ楽しい」と本当に楽しそうに複数のクラスメイトが話していたからです。
この時だけはなぜか「先生が来年異動がなければ希望していいですか?」と勇気が出たのです。これが持続して出せれば、人生変わったかもしれません。
見学やボール磨きが活動?
バスケットボールクラブを選択した。でも見学かなと思っていたら、その考えは180度違ったのです。3回目からは私にも「みんなと同じようにコートを車いすを自力でこいで回りなさい。」とかなるべくみんな同じように扱ってくれたのです。
パス練習でスピードが必要な時は車いすを他の人に押してもらって参加。ちなみに私の失敗もカウントされ始めからやり直しに。ただ他の人は、ノーバウンドでないといけないところをワンバウンドまではOKにしてもらう。など私にとっては難しいが、手の届かない目標ではないところをいつも設定していただける配慮してもらっていたのです。
奇跡が起こりました
ある日シュート練習をしていたときです。「それではゴールした気分になれないでしょう?籠をかけてこのかごに入ればゴールにしたら?高さもほぼ一緒だから。」と声をかけてくれた人は・・・。なんと校長先生だったのです。
私は移動式リングのゴールには届かないので、「構造的にスペースのある所にボールを通すことが出来れば得点したことにする。」という特別ルールを作ってもらっていたのです。
さらにゲーム形式の練習には、「10秒ルール」という特別ルールも作ってもらっていたのです。10秒間は、反則としないというものです。ボールをもらって、自力で移動して10秒以内にボールを離すということです。本来、ボールを持って3歩以上歩いたら反則で相手ボールになるのです。こうした配慮で運動系のクラブでも楽しめる環境を作っていただけたのです。
本当の軌跡
練習試合に特別ルールで出してもらえたのです。2分間コートに居たのです。
クラブ担当の先生がバスケットボールでは有名な先生だったのです。九州の審判長されるほど。その力もあってでしょうが、特別ルールを了承してくれた相手チームに感謝しています。もちろん先生とチームメートにも大感謝です。
人生唯一の試合経験でした。
お願い(まとめ)
- 小さいころの経験は、大人になっても残るので慎重に対応をしてあげてください
- 本人の頑張りも必要それと同じぐらい周りのプラスの支えも大事
- 人は天使にも悪魔にもなるのでぜひ天使になってください